Events

Global Gathering 2026イベントレポート「東京の外に広がる、日本の可能性」

先日、Venture Café Global 主催の「Global Gathering 2026」が開催され、世界各国から1,200名を超える参加者と177名のスピーカーが集まりました。「東京の外に広がる、日本の可能性」をテーマに弊社メンバーもパネルディスカッションに登壇させていただきました。

このテーマは、弊社が関西を拠点に活動してきた背景とも深く重なります。

本記事では、各登壇者の発言内容とそのポイントを整理します。

資本vsインフラ

🗣️ 小村隆祐氏(Venture Café Tokyo):「VC資本の多くは東京にあります。関西に行かないからといって資本を逃すわけではありません。しかし、関西が持つイノベーションを実現するためのインフラを逃している可能性はあります。」

💡資本は確かに重要です。一方で、実際にプロジェクトを前に進めるためには、それを支える土台が欠かせません。製造にアクセスできる環境、大学の集積、意思決定者との物理的な距離。
こうした要素が揃ってはじめて、構想は具体的なアクションへと変わっていきます。

ハードウェア、ディープテックにおける「距離」

🗣️べ・ジュンイク(Innovation Dojo Japan):「本社と製造拠点が同じ地域にあれば、意思決定とPoC実行の距離が短くなります。その結果、PoCのプロセスはより効率的になります。」

💡 特に、ハードウェアやディープテックの分野では、この距離の短さが大きな違いを生みます。スピードは単なる効率の問題ではなく、競争優位に直結する要素です。

日本は一つの市場ではない

🗣️ 加々美綾乃氏(CIC Japan):「多くの海外企業は日本を一つの市場として捉えています。しかし各地域にはそれぞれ固有のエコシステムがあることを理解することが重要です。」

💡 日本には、地域ごとに異なる強みやネットワークがあります。一括りにするのではなく、それぞれの特性を踏まえることが戦略の前提になります。

実績があっても、準備は不可欠

🗣️ 渡辺麻梨紗氏(ニューサウスウェールズ州大学/UNSW):「UNSWのように複数のユニコーン企業を輩出してきた世界トップクラスの大学であっても、その場に誰がいて、どの役割を担い、誰が意思決定権を持っているのかを理解する必要があります。」

💡 どれだけ高い評価や実績があっても、関係者の構造を理解せずに前に進むことはできません。協業の成果は、丁寧な準備の上に成り立ちます。

なぜInnovation Dojo Japanは関西を拠点にしたのか

弊社は2021年、関西(神戸)に設立されました。その理由として関西には、

  • 大企業の本社が集まっていること
  • 製造業の強固なクラスターがあること
  • 東京と比べて運営コストを抑えられること
  • 京都大学や大阪大学をはじめとする大学が集中していること

といった環境があります。

この基盤のもとで、私たちは5年間にわたり800社以上のスタートアップを支援し、関西を拠点にチームを拡大し、東京へと展開してきました。

関西は東京の代替ではなく、両地域における役割が異なります。東京には資本が集まり、関西では実行が進む。

重要なのは、どちらを選ぶかではなく、どのタイミングで関西が成長を後押しするのかを見極めることです。

ジョシュア・フラネリー

ジョシュアは、関西と日本に20年来の縁があり、神戸、関西、そして日本が、スタートアップの誕生とグローバルな成長に適した世界レベルのエコシステムに発展できるよう、真の情熱を注いでいる。

まずはお気軽にお問い合わせください
担当者より返信いたします。